IRIS Switzerland、自律走行アプリケーション用フォトダイオードの開発にシルバコTCADを採用

米国カリフォルニア州サンタクララ発 – 2020年11月24日

EDAソフトウェアおよび設計IPのリーディング・サプライヤであるSilvaco, Inc.(以下シルバコ)は本日、IRIS Switzerland が自律走行アプリケーションでの利用に向けた短波長赤外線検出器用の単一光子アバランシェダイオード(SPAD)の製造可能性を証明するためにシルバコのTCADシミュレーション・ソフトウェアを採用したことを発表しました。

IRIS Switzerlandは、主に自律走行アプリケーションで使用される中・長距離短波長赤外線 (SWIR) 検出器とフラッシュ LiDAR を開発・製造しています。シルバコの TCADは、解析対象すべてのデバイス・パラメータを体系的に表示できることから、SPAD製品の開発を加速させるために採用されました。SPADのシミュレーションにより、デバイス構造の最適化が可能となり、フォトダイオードの性能を最大限に引き出すことができました。

SPADの構造は、2つの異なる半導体材料を使用して光を吸収し、電気的にアバランシェ増倍を起こして信号を増幅します。このデバイスでは、ゲルマニウム-スズ合金が吸収材料であり、シリコンが増倍材料です。TCADシミュレーションは、最適な電界分布を抽出するために、さまざまなドーピング濃度と層厚で実行されました。TCADシミュレーションにより、SPAD開発の早い段階で熱電冷却要件に関する貴重な知見が得られたことで、最初に製造したフォトダイオードで最適化されたペルチェ冷却システムを実現することができました。

「IRIS Switzerlandは、自律走行に向けて、悪天候や暗い場所でも障害物を感知し、回避する安全で信頼性の高い検出器を開発しているスタートアップ企業です。」とIRIS SwitzerlandのChairman兼CEOであるClaude Meylan氏は述べています。「当社の画期的な技術を開発するには、半導体材料の物理と特性を包括的に理解して分析する必要があります。シルバコのTCADソフトウェアにより、適切な設計パラメータを選択できるようになり、新しい短波長赤外線検出および測距システムの開発に早期に成功することができました。」

「TCADシミュレーションは、新しい半導体デバイスの設計と開発を早期に成功させるための重要な要素です。」とシルバコのVP兼TCAD Division GMであるEric Guichardは述べています。「IRIS Switzerlandの成功は、新しく画期的なデバイス設計を行う上で、シルバコの包括的なTCADソリューションが如何に有効であるかを示しています。」

概要:Silvaco, Inc.

Silvacoは、EDAツールおよび半導体IPのリーディング・プロバイダです。先端半導体、パワーIC、ディスプレイ、メモリなどのプロセス開発やデバイス設計に使用される製品を提供しています。Silvacoは、これまで30年以上にわたり、お客様の次世代半導体製品開発において、期間短縮とコスト削減に貢献してきました。Silvacoは、世界的に高まるモバイル・インテリジェント・コンピューティングへの要求に応える革新的でスマートなシリコン・ソリューションを提供するテクノロジ・カンパニーです。米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本およびアジアの世界各地に事業拠点を構えています。

本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com